日常

living dead

沢山の
夢や
希望を
この手に掬った

でも
小さな欠片は
次々と
指の隙間から
溢れていって
煩い喧騒の中に
紛れてしまった

この目に映る
全ての
愛しいものも
アタシを救うことなど
できやしない

守る
と云っていた口先は
去ね
と急かすの

アタシだって
分かっていたわ
いずれ
消えてしまうであろうことなど

ーそれでも
 信じてみたかったー
そんなアタシを
同じ私がなじる

どうしようもない
リアルなアイロニー
パラドックス

ただ
息をしているだけの
無機質な日々

本当は
もう
死んで居るのかも
知れない

                                [2007-01-22 11:23:48]

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忘却

春になれば
きっと
冬の寒さを
忘れてしまう

秋になれば
きっと
夏の暑さを
忘れてしまう

この記憶に
繋ぎ止めたいモノが
焼き付けておきたいモノが
沢山 有るのに

手のひらから
洩れる
砂のように
こぼれて去ってしまう

この匂いも
この音も
この風景も
この味も
この感触も

貴方も
自分自身も

書き留めた
言の葉も
他人事の様に
読むばかり

忘れ難いものも
覚え難い
今日
この時

                                [2007-01-20 09:22:06]

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誕生日

自分が生まれてきたことさえ
喜べない
アタシが

あなたが生まれてきたことを
祝う資格なんか
とてもじゃないけど
無いような気がして

そっと
小さな贈り物を
郵便受けに入れておくだけ

”生まれてきてくれてありがとう”
本当は
自分が言って欲しぃ言葉を
カードに綴って
そっと 贈り物に添えるだけ

あなたの顔を浮かべて
少しだけ
幸せな気持ちになれた
 
                                [2007-01-16 01:29:54]

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